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コロニー雲仙とは
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沿革史
五か年整備計画・短期計画
理事長の挨拶
基本データ
ご協力依頼
理事長
1945年1月
長崎県島原市生まれ
1969年3月
大学卒業後、政治家秘書として働く
1977年
政治家への道を断念し、社会福祉法人 南高愛隣会を設立
1996年4月
宮城県福祉事業団副理事長に就任(1999年からは理事長)。浅野史郎前宮城県知事とタッグを組み、障害者推進に取り組む。
2002年12月
これまでの功績が認められ、アジア太平洋障害者の10年の最終年に内閣総理大臣表彰受賞。
1978年4月5日、入所授産施設「雲仙愛隣牧場」の開設と共にコロニー雲仙はスタートしました。その時に頭に描いていたイメージがあります。
憧れのジョンソン牧場
1960年に日米通商条約100周年祭があり、15歳だった私は少年大使として参加しました。
アメリカのあちこちで記念式典や通商条約祭がひらかれる中、第36代大統領ジョンソン大統領の牧場に休みの日に招待されました。
飛行機で回らないといけない位の牧場には、革製品加工工場等があり、その中に障がいをもった人達が働いている場所がありました。「これは、俺が作ったんだ」と自慢して色々見せてくれました。私は両側にピストルをつけるガンベルトをもらいましたが、上等なもので本当にうれしかったです。
その頃の日本は、福祉という考えもなく、障がいをもった人達は普通の人間の扱いをしてもらえないような時代でした。座敷牢に入れられたり、農家の労働力として牛や馬みたいに田んぼでこき使われていたり…。
ジョンソン牧場では色々なハンディキャップをもった人達がいきいきと仕事をして、しかも自分の作った物を自慢して沢山のお客さん達が集まる別世界でした。暗い日本の障がい者のイメージと違った姿に、日本でも障がいをもっている人達がこんな生活ができればいいなと思いました。
心身障害者基本法制定にかかわる
当時日本にあったのは、1960年に制定された身体障害者福祉法、精神薄弱者福祉法(99年に「知的障害者福祉法」へ改正)のみで、何の制度も出来ていませんでした。秘書をしていた国会議員が社会労働委員会の委員長だった関係から、私達が資料を集め、1970年議員立法により心身障害者基本法がスタートしました。
心身に障がいをもった人達をどう守るかについて日本で初めて出来た基本法です。福祉施設を充実させて守ることが、この人達の幸せにつながるという方針の下、社会福祉施設の緊急整備5か年計画を策定し、全国で入所施設の建設が始まりました。
幸せではない障がい者
家族と共に「雲仙愛隣牧場」に住み込む。左が田島理事長。
法律を作った時は、入所施設を造ると、とっても良い生活が出来ると思っていました。でも現実はそうではなかった。
施設に行って、一人ひとりと話をしてみると、口を揃えて言うのは「早く家に帰りたい。お母さんに会いたい」。北海道から九州まで13施設を回ってみましたが、誰も幸せと思っている人はいませんでした。
日本で造られた施設は、建物は立派で、職員の人達も活き活きと働いている。だけど、本人達はしょんぼりしている。それは何故か…。誰に聞いても分からないし、教えてもらえない。こうなったら自分で施設を造って、障がいをもった人達から教えてもらうしか方法が無いと決意しました。
1978年4月にスタートした雲仙愛隣牧場では、私は家族と一緒に施設の中に移って生活を共にしました。すぐに入所施設の中で生活することが、いかに大変かということを身に染みて感じました。なぜなら、入所型施設は「特別な生活」なのです。どんなに良い建物であっても、良い職員がいても、そこに入所している人は「早くここから出たい」、「早く家に帰りたい」、「早くお母さんに会いたい」と思うのは当然のことなのです。
一刻も早く本人達が安心して「ふつうの場所でふつうの暮らし」をできる仕組みを作ろうと決意しました。
これまでの30年間
02年内閣総理大臣表彰受賞。
それからの30年はそのための戦いでした。
宮城県福祉事業団の理事長だった2002年に「県立船形コロニー施設解体宣言」を発し、これが引き金となって、内閣府が定める障がい者の10か年プランの中から、はじめて入所型施設の定員を増やすという項目が削除されました。長崎では2007年3月に入所施設「コロニー雲仙更生寮」と「雲仙愛隣牧場」を閉鎖。障害者自立支援法によって単身生活や結婚生活へ支援が出来るようになり、「特別な場所」ではなく、「ふつうの場所」で生活することが可能になりました。
福祉の原点
自分が入所型施設に住み込んで、はじめて何故心身障害者基本法が本人達から喜ばれないかが分かりました。それは福祉が本人達の幸せではなく、家族や周りの人達のためにあったからです。
誰のための福祉か。
常にその原点に立ち返りながら、「普通の場所で普通の暮らし」を安心してできるに仕組みづくりに今後も取り組んでいきたいと思います。
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