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長らくシンボルタワーだった「コロニー雲仙更生寮」
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現在、利用者約1,400名の人達に福祉サービスを行っている社会福祉法人 南高愛隣会(コロニー雲仙)は、長崎県島原半島にある雲仙岳のふもとで1977年に誕生し、翌年から事業を開始しました。
全国では、まだまだ入所施設が主流で数も圧倒的に多い状況の中、私達はご本人の願いである「ふつうの場所でふつうの暮らしを」の実現のための支援をしていくことを始めました。
当時、限られた法・制度の下で事業の永続性を確保するには、まず社会福祉法人格を取るために入所施設を設置し運営することから始めざるをえませんでした。日々の根底となる教育・訓練の方針に「大空を教室に、大地を黒板に、生きとし生けるもの全てを教材に」を掲げ、人や自然そして多くの社会資源を最大限に活かしたカリキュラムをつくり実践を行いました。
入所型の施設は明確に「通過施設」「一過性」「出口のある施設」として位置づけ、社会自立への使命を果たすことを目的に、これまで30年間で毎年平均して定員の約12%を施設から社会の中へ送り出しました。
暮らしにおいては当時の制度の枠を超え、小舎を基本とした住宅の建設や地域の借家の利用等で実践研究を進め、今日のグループホーム・ケアホームにつなげてきました。また、専門的な職業能力開発のための能力開発センター、保護雇用の福祉工場、暮らし全般を支える地域サービスセンター等、訓練~就労~生活~当事者活動支援のシステムの拡充を図りました。
その後、「故郷・生まれ育ったまちに!」を掲げ、安心の機能を組み合わせて長崎県の各地に拠点を設置し、その地域での生活や活動を支援しました。
近年では「愛する人との暮らし」を推進し、それは結婚、ペア生活、家族との同居等多様な形態で各地に増え続けています。2002年には入所型施設「雲仙愛隣牧場」解体宣言を発し、それに向けての取り組みを始めました。又、2003年には「グループホームはとまり木」の理念の下に、今度は「グループホーム解体宣言」を掲げ、よりふつうの暮らしへのスピードを加速させることになりました。わが国では2006年、それまで私たちが目指してきたものが大きく取り入れられた障害者自立支援法が施行されました。
2007年3月には2つの入所施設「雲仙愛隣牧場」「コロニー雲仙更生寮」を感謝の意を込めて閉園し、新たな法律による事業に移行しました。
現在、第7次整備5か年計画「弱者を包み込む地域づくり」をテーマに掲げ、小規模多機能型の福祉サービスの展開、福祉の支援を必要とする矯正施設等の退所者の社会復帰のための仕組みづくりと司法と福祉が連携したセーフティーネットづくりに向けて活動しています。
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