社会福祉法人 南高愛隣会 コロニー雲仙
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実践報告1 愛する人と暮らす  
   
              
みなさん、おはようございます。県南地域サービスセンターの峯友でございます。
只今、二組の方に、「愛する人と暮らす」というテーマで、発表をして頂きましたが、まとめといたしまして、私の方から少しお話をさせて頂きます。
 
各画像をクリックすると拡大します。
1.愛する人と暮らすとは
 コロニー雲仙では、創設以来5年ごとにテーマを決めて、整備計画を実施してきましたが、現在は、その「第6次整備五ヵ年計画」に当たりまして、そのテーマが「普通の場所で愛する人との暮らしを」となっています。
一言で「愛する人との暮らし」と言いましても、様々な形があるのではないかと思います。
例えば「家族と共に暮らす」「親子での暮らし」「兄弟での暮らし」なども、愛する人との暮らしの一形態になるのですが、今回はその中で男女間の恋愛、すなわち「結婚生活」にテーマを絞って、お話したいと思います。
 
現在、様々な形で結婚生活を送られていますが、その人たちの生活の様子をみていますと、「好きな人同士で、お互いが支え合いながら暮らすことが、私たち支援する側がどんな支援を提供することよりも、勝っているのではないか」という気がしてなりません。
すなわち「パートナー同士が互いにより良い支援者になっている」という関係にあるような気がいたします。
 したがいまして、地域の中での暮らしの支援を考えていく際に、この「愛する人同士の暮らしそのものを支援することが、有効な手段の一つ」ではないか、というように考えるようになりました。
 
 
2.結婚生活の実態
 では、そのような結婚生活の実態についてですが、ごらんの表の通りになります。
結婚生活を送られている方は、全体の数値から見ますと、まだそんなに多い訳ではありません。
そういう意味では、はやりまだ特別な生活形態と言えるのかも知れません。
表の中の、入籍しているのかいないのか、あるいは子供さんがいるのかいないのかの違いは、本人さんの意思による違い、あるいはまたご家族の希望の違いによるものです。
入籍していないカップルは、入籍したカップルと区別するため「ペア生活」という呼び方をしています。

 先ほどの山下さん、堤尻さんのカップルは、入籍については発表にありましたように、堤尻さんが苗字をそのままにしておきたいという希望があって、入籍されなかった訳ですが、入籍していないカップルの場合、ご家族が入籍を希望されない場合が多いようです。
また、現在、入籍しないカップルで「一緒に暮らしてみないと本当に上手くいくかどうか分からないので、上手くいきそうだったら入籍したい」という過程にあるカップルもいます。
 
いずれにしても、本人さんたちにとって、入籍についてはあまり関心はないようです。
 要は、二人が一緒に暮らしていく事が目的であって、入籍するのが目的ではありませんので、私たち支援する側も、あまりそこにはこだわらないようにしています。
 
子供を作るかどうかについては、その後の育児の問題も出てまいりますので、本人さん、ご家族とよく相談して決めていく事になります。
先ほどの加藤さんたちも、その事については随分、長い間、迷ったようです。周りにも色々相談しながら、しかし最終的には本人さんが子供を作りたいと結論を出しました。
子供なしの中には、子供を作ると決めているんですが、結果的にまだ子供さんができていない家庭も含まれますので、これから子供を持つ家庭が増える可能性もあります。
 
 
3.結婚推進室「ぶ~け」による支援
 平成15年、本人さんたちの結婚生活を進めていくため、結婚推進室「ぶ~け」が設置されました。これは、カップルができるのを自然発生的に待つのではなく、積極的に進めていくためのひとつの試みでした。
 「ぶ~け」は登録制になっていまして、希望者は登録をして様々な相談や支援を受けていく事になります。
 現時点での「ぶ~け」の実績と言いますか、状況はごらんの表の通りになります。
進行中のカップルの中には、様々なレベルのカップルがありまして、結婚までまじかのカップルもあれば、結婚までは考えていないカップル、中には実際あまりデートもしないんですけど、お付き合いしている相手がいるというだけで、精神的な満足感を感じているような人もいて、実にまちまちです。
 
お付き合いをしていく中で、当然ですが上手くいかなくて、別れてしまうカップルも多くいらっしゃいます。
 この「ぶ~け」の担当職員ですが、雲仙市地区に2名、諫早市地区に2名、合計4名の職員で、担当しています。担当職員と言いましても、それを専任でしている訳ではありませんで、実はグループホームのベテランの世話人さんがその担当をしています。
 
 
4.結婚までの支援
 この「ぶ~け」による支援は、本人さんたちの「出会い」から「結婚」までの、様々な過程の支援をしていく事になります。
 まず登録者からの相談があるのは、「誰々さんが好きなんです。交際できないだろうか」という具体的な相談から「誰か交際相手を紹介してほしい」という相談などがあります。
また、登録者の交流会やパーティを定期的に開いて、出会いの機会を設けたりします。
それから、「デートの仕方がよく分からない。」「どういう所に行って、どうやって時間を過ごせばいいのか」また「どんな話をすればいいのか」などの相談があり、実に様々です。
 
 また、お付き合いをした結果、別れてしまった人はだいたい「次の交際相手を、紹介してください」と相談に来られます。そのような人は、また「出会い支援」からスタートする事になります。  
そして、お付き合いがだんだん進んでいるカップルには、「結婚までにあとどう進めたらいいのか」「新居はどうするのか」などの相談があり、相談の内容は多岐に渡り、それぞれの相談に対して、そのレベルに応じた支援をして事になります。
 
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