幼いころ描いた風景画や絵日記には必ずどこかに酒びんや酒屋が登場していた。次第に酒びんに魅了され、酒びんだけを描くようになる。彼が描く絵はすべて記憶を元に描かれている。酒びんの色、ラベルの中の絵や文字はもちろん、瓶の裏に表示されたアルコールの度数や酒造会社の住所や電話番号まで全てである。