HOME  >  新着情報  >  お知らせ   >  長崎能力開発センター(障害者職業能力開発事業)の閉校について


知的・発達障がいの方へ向けた職業訓練施設「長崎能力開発センター」(雲仙市瑞穂町西郷)が2024年3月31日をもちまして閉校し、37年間の歴史に幕を閉じました。

この度、160名を超える関係機関の皆さまにご臨席いただき、閉校式が執り行われました。


閉校宣言の告辞(田島理事長)

本校は、1987年(昭和62年)4月、民間企業の活力と雇用のノウハウを生かし、長崎県、瑞穂町が協力し、障がいのあるご本人の願いである「社会へ出て働きたい」を叶えるべく、第三セクター方式による「職業訓練法人 長崎能力開発センター」として開校。2015年(平成27年)には社会福祉法人 南高愛隣会へ事業を移管し、センターの運営を行ってまいりました。

職業訓練では、地場産業である島原手延べそうめんを製造する麺製造科などがあり、これまで672名の修了生を輩出し、就職率は95%に上りました。

長崎能力開発センターの設立当時の写真
訓練の流れや概要

しかし、近年の就労系福祉サービスの拡充、特別支援学校からの直接就労の拡大等による能力開発施設に対する全国的なニーズの減少や欠員の常態化等に鑑み、37年間の歴史に幕を閉じることといたしました。

長きにわたり、長崎能力開発センターを見守り、お支えいただきました多くの皆様に深く感謝申しあげます。

障害者職業能力開発事業(長崎能力開発センター)としては、一時代を築いてきた役割を終えることになりましたが、今まで長崎能力開発センターで培った職業訓練の理念や方法論は、南高愛隣会の福祉事業所でしっかりと引継ぎ、これからもその時代、時代に沿った、その時に最も必要とされている形へアレンジしながら実施していく所存です。 引き続き、障害福祉サービスの更なる向上に向け、精進してまいります。どうか変わらぬご指導、ご鞭撻をいただきますようお願い申し上げます。ありがとうございました。

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