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ごあいさつ

南高愛隣会は、1977年雲仙の地で産声を上げました。設立当初は不遇な暮らしを余儀なくされていた知的障がい者の暮らしと働く力を育むための小さな法人でした。ふつうの場所でのふつうの暮らしを目指して、常に「誰のための福祉か」、「障がい者支援に携わる者として今何を取り組むべきか」を模索しながら、制度に依らない新たな仕組みの模索を行って参りました。
 私は、その南高愛隣会の施設の中で育ち、入所型施設から利用者の皆さんが、そして法人全体が数々の試練をがむしゃらに乗り越えて、徐々に地域移行していく様を見て育ちました。
  現在の南高愛隣会は障害者自立支援法の実施を境に、知的障がいを持つ方への支援だけではなく、発達障がい、精神障がいのある方等、多様な方々の支援にも取り組んでおります。また、本来福祉が行き届いていれば罪を犯さずに済んだと思われる、知的障がいのある方々に対して、その方々への支援を実践しながら、司法と福祉の連携による支援体制整備を模索しております。2013年度からは、精神障がいを持つ方へのサービス提供事業所も開所致し、今後は医療と福祉の連携にも挑戦して参ります。今後、南高愛隣会のサービスの更なる充実にぜひ御期待下さい。
 私の使命は、職員の力とグループの総合力を結集し、地域精神医療・福祉サービスの質的向上を図るとともに、南高愛隣会グループを地域の皆様から広く信頼され、将来にわたって力強く存在し続ける法人へ進化させるべく、経営の舵取りを行うことにほかなりません。これまで、地域福祉のリーダーとして存在してきた南高愛隣会グループをさらに成長させるため、全力を注いでいく所存です。皆様におかれましては、南高愛隣会グループの事業活動にご理解と変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
田島理事長
社会福祉法人 南高愛隣会 理事長
田島 光浩(たしま みつひろ)
精神科医、「ひかり診療所」院長 (1974年生まれ。)
父である田島良昭前理事長と共に幼少期に入所授産施設「雲仙愛隣牧場」に住み込む。共に生活を送る利用者との関わりから精神医療の道を志す。2011年より諫早市にて医療と福祉の連携により地域での精神障がい者の生活を支えるACT(Assertive Community Treatment)に取り組む。

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